筑附高生活 Asia-Pacific Young Leaders Summit 2010-② by air系 [筑附高生活]
昨日は2ヶ月ぶりぐらいに目の前の原稿の〆切なーしっ先の方のやつはあるけど、見えなーい
でもあと5日あるので、疲れとるために一日だらだら、半分寝て過ごした。
夕方ちょっと外に出て西の空を見てみたけど、相変わらずの雲で湿気た空で、せっかく並んでる金星・火星・土星・乙女座スピカが見えやしませんぜ。
さーて、air系君がヤング・サミット・イン・シンガポールの記事第2弾を送ってきてくれたのでアップいましょう。
いよいよ会議に突入した模様。しかし苦戦してる模様。ガンバレ!
こんにちは、air系です。テニス部の山中湖合宿から戻ってきました。雨が多くて、2日目と5日目はテニスができず・・・と不運でしたが、最後の合宿、楽しかった。
さて、サミットの続編を書きましょうか。
午前はGICという、投資機関へ。政府からの援助を受けて、シンガポールの企業へ長期投資を行っている。
大きな会議場のようなところで説明をうけて、すごい高待遇なんだと思った。
が、さすが各国のエリート、プレゼンの時間より質疑応答の時間が多い。プレゼンはなんとか何について話しているかわかるが、質問はさすがに聞き取れない。結局日本人は誰も質問できなかった。
その後A-STARという、理系の最先端研究所の見学。でかい。そしてなんと、特別に最深部にある無菌室にも入ることができました!
集積回路などの、最先端テクノロジーの研究をしてるそうです。なかにはお菓子の箱サイズで数千万という器具も・・・
夕食後、小学生の音楽発表会へ。
小学生とは思えないクオリティーの発表ばかり。普通にギターを弾いてたりとか。
しかし、隣に座った参加者がとてもうるさく、悲惨なことに。演奏中も話しかけたり、どついたりしてきて、イライラ。
その人のお国柄かな、と思ったが、あまりにもひどく、周りの外人たちも、あとでair系かわいそうだったネと話しかけてくる始末(以後からみがひどくなって、女子にもフツーにボディタッチをしてきて、みんなに嫌われちゃいましたw。)この日はフィリピンの女の子とか、シンガポールの女の子とも話した。着々と友だちを増やしてます。
day3 なかなかまだ慣れない。朝起きて、「何時から食事だっけ」とか英語ではじめる生活はなかなか大変だ。だが、少しは日常生活の英語は聞き取れるようになったかなあ・・・
まずは防衛省的なところへ。
博物館みたいなところで、シンガポールがいかにして現在の形になったかについて見た。とにかく宣伝がはげしい。シンガポールのいいところを誇張しすぎているというか・・・そういう風潮がこの国には少しあるかな。
あと、いろんな国の人と話して、知能レベルが1upした気がしたw
その後、軍事ミュージアムへ。
シンガポールの軍隊の歴史について説明されてたが、日本の侵略については一箇所だけ、しかも2行程度しか書いていなかった。シンガは今日本とかかわりが深いから、悪い印象を国民に植え付けない努力をしていると感じられた。
それよりも、マレーシアの独立についてが中心。今もなお、シンガポールは徴兵制度があることには驚いた。
ミュージアムを出てから、防衛省内部をバスで一周。撮影禁止らしいが、ゆるいので、フツーに撮れましたw
つぎに、かの有名なラッフルズホテルの横のビルにあるEDBというこれまた投資機関っぽいところへ。
話はGICと似たような感じで、「私たちは、一時的な利益よりも、シンガポールの将来を考えて投資してるのですヨ」って宣伝してた。
これまた待遇がよく、食事、ドリンクがでて、ちょっとしたパーティに。
この国はサッカーのボードゲームが人気で、あちこちにある。それぞれの列の人の駒が棒につけられて横に突き出てて、それをスライドしたり、まわしたりしてゴールにボールをもってくやつ(説明が難しい)。
これの社内大会が、食事してる横で開かれていた。そんなにもしろいのかなあ?
午後は芸術の授業。
僕が選んだのはマレーダンスという、ゆっくりしたダンス。楽で、boringだった。やっぱり、外国のエリートたちは運動神経が悪い。勉強でいそがしいのかなあ・・・
夕食後、ついに第一回student dialog開始。
この日のテーマは「Shaping the'Global Citizen'」について、4つのテーマについて語るもの。まずは、4つのテーマについて、それぞれ4カ国のプレゼンがあり、その後、4つのグループに分かれて各テーマの部屋へ。僕のグループに日本人は下関西高の女の子と僕と二人だけ。
最初に入った部屋のテーマは、「communications」。メールやネットで世界の人とコミュニケーションが簡単にできるようになったが、これで本当のGlobal Citizenは形成されるのかというもの。言い忘れてたけど、このサミットのテーマはGlobal Citizenです。
各部屋でディベートの方式が違い、この部屋は賛成派と反対派にわかれて、全員が意見を言うというもの。僕は日本の立場としては日本のカルチャーがテレビやネットで世界に広まって、受け入れられ、理解されてきたということなら言いやすいと思って賛成派へ。
しかし、前半の人が長く話しすぎたために、制限時間の20分がすぎて、意見をいえなかった(泣)。
反対派は、直接のかかわりなしで本当の理解が可能なのかという疑問を的確に表現しようと努力していたが、難しそうだった。
次の部屋は「trasnational corporations」。
多国籍企業は各国のアイデンティティを犯さずにグローバル・アイデンティティを生み、Global Citizenを形成するのかというもの。
これは普通のディベート方式で、サウジの人がマシンガントークを炸裂してまったくついていけず理解不能に。
次は「Language」。Esperanto(いわゆる世界共通語。しかし、普及しなかった)の話題とか、英語を世界共通語にしたらどうかなど。
それぞれの言語は大切にすべきだが、英語は世界各国学ぶべきで、一つ共通の言語を作らないと、コミュニケーションができないという結論に至った。
英語が母国語の国には有利だが、ビジネスの世界で英語が不可欠な今、仕方のないことだと思った。
最後は「education」。Global Citizenを形成するためには、どのような教育を行うべきかというもの。
一回くらいなにか言わなきゃと思って、話についてけなくなる前に、最初に手をあげて、日本は中学生からちゃんとした英語教育が始まることについて話した。
最初は通じなかったみたいで、一同「?」ってなってたが、頑張って説明したら、何とか伝わったみたい。
そして、だからこいつ英語下手なのか、しょうがないねっていう暖かい空気が流れて、会議がほんわかしたので助かった。
あと二回student dialogがあるのか・・・こわいぜ。。。長い長い一日でした。
「今もなお、シンガポールは徴兵制度があることには驚いた。」ということに僕は驚いたよ。僕も“戦争を知らない子供達”だったわけだけど、今の子供達は“戦争を知らない子供達の子供達”なんだなぁ。
軍隊を持つということがどういうことかが分かってないんだな。でもこうやって広い世界に、そして現実に目を向けていくことは良いことだね。
それにしてもやっぱり日本の英語教育はなんとかしないといけないんだろうなぁ。
次のstudent dialogが楽しみだね。
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air系君、頑張ってますね~!
こういう場で自分から手を挙げて発言するって、日本人にとってはハードル高いですよね…。(ちゃんと聞きとれてるだけでも十分すごいと思ってしまいますし)
「こわいぜ」って言いながらもチャレンジしていくair系君に拍手を送りたいと思います。
こういう経験を積んで、どんどん伸びて行くんですねー。
by めりっさ (2010-08-21 07:15)
失敗を恐れないで前進しようとする姿勢は素晴らしいなと思います。
ほかにもいろいろ積極的に活動してる卒業生がいて、なんかかつて負うた子にいろいろ教えられ、刺激を受けてます。^^ゞ
by すうちい (2010-08-21 09:53)
>シンガポールのいいところを誇張しすぎているというか・・・そういう風潮がこの国には少しあるかな
冷静な判断のできそうな高校生ですね。大したものです。
by アヨアン・イゴカー (2010-08-22 00:38)
全体的に恣意的に都合のいいとこだけ
流してますね。台湾の高齢者の話を聞くと
一部嫌なことはあったが、全体的にはよかったといってますね。
インドネシアもそうですが。
中国、韓国の反日教育が異常なだけかもしれません。
by サプライ (2010-08-28 13:40)
韓国はもう違うけど、やはり独裁国家、あるいは独裁的な要素のある国家は、内部の反発を抑えるために敵を外につくる傾向がありますよね。
そうしないと維持できない体制というのもね、どうなんでしょうね。
by すうちい (2010-09-23 13:30)